生後数ヶ月の長男が「お前、自分の人生生きてないぞ」と教えてくれた日

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前回の記事では、私が勝手に創り上げていた「良い親」になろうとしていたけれど、それは本来の自分自身(倉田)ではなかったというお話をしました。

今回は、まだ言葉も話せない生後数ヶ月だった長男が、一体どうやって私に「お前、自分の人生を生きてないぞ!」と教えてくれたのか、そのお話をしていこうと思います。

■ 泣き止まない赤ちゃんの前で、正解を探す

当時の私は、「フツーの母親にならなきゃ」「子どもを泣かせてはいけない」「時間通りに育児タスクをこなさなきゃ」「ちょっともう、この小さな生き物をなんとか育てないと…」という重圧でカチカチに緊張していました。

なにしろ、親になる許可を自分にあまりできていない状態でしたので、妙なプレッシャーもありました。

長男はありがたいことに(笑)、育児本になかなか当てはまらないタイプで、本当に私は悩みましたよ。
あまり寝ない、あまり食べない、よく動く。

「一体、何で生きているんだろう?」
「病気なんじゃないか?」
「離乳食はきゅうりのすりおろししか食べないし(涙)」

何度保健師さんや地域の子育て支援センターに相談したかわかりません。
その度に、みなさんは「そっかー、食べたくなかったんだね〜!お腹すいたら食べると思うよ〜☺️」という優しいお答えでしたが、当時の私は、

「えっ!?それだけ?何か対策ないの?『このスイッチ押したら食べれるようになります』みたいな明確な答えはないの??」

と本気で思っていたんです。(読んでいる方、呆れていらっしゃることでしょう…)

「育児本通りに食べないとおかしい」という思いがどこかにあったのです。
何を柔らかく煮ても、潰しても、うらごししても食べない長男に、本当に腹が立って、怒って泣いていた日もあります。

でも、そんなことしても長男が食べるわけもなく…そりゃそうですよね。

また、睡眠時間についても、なかなか寝つきが悪くすぐに起きてしまう長男。
願うような気持ちで抱っこから布団へとそっと下ろしますが、置いた瞬間に「え?何置いてんの?」という長男の眼差し。
この「目があった瞬間」のなんとも言えない感情!!最初のうちは本当に心身ともにやられました…

■ 突然訪れた気づき

そんな苦悩の日々を過ごす中で、ある日「どうせ食べないよなぁ」と、諦めに似た境地で離乳食の準備をしていました。
朝から準備していたのは、近所の方から頂いた美味しい冬の大根(確か、ふろふき大根)でした。

その時は、長男が食べるか食べないかにこだわらず、「まぁいいか、食べなきゃ食べないで。今元気に生きているし」くらいの気持ちで、長男に話が通じているかわからないけれど、いろいろと話しながら(私も食べながら)離乳食をあげてみたんです。

私:「この大根さー、○○さんからもらったんだけど、すごい美味しいんだよ。ありがたいね〜(もぐもぐ)」
私:「うわ!やっぱり甘くて美味しいわ〜。○○さんの畑はたくさん野菜育てていてすごいよね」

と一人で喋りながら、私が大根を食べていました。
どうせ食べないだろうな、と思っていたところ、長男がその大根をじっと見ているんです。

「え?この前食べなかったよね?」と思いつつ、小さく切って口元までスプーンで持っていったら、なんと大根を「食べた」んですね。

「あれ??」と拍子抜けした私でしたが、その時に「あっ!!!!」と大事なことに気づいたのです。

「長男は、私が義務的に離乳食を食べさせるのが嫌だったのかもしれない。
育児本を見て、成長段階を比較して当てはめられるのが嫌だったのかもしれない。
私が『食べさせないと』っていう雰囲気を作るから、食べたくなかったのかもしれない。

そうだよ。私だったらどう思う?
いや、それは絶対に嫌だ!育児本通りの自分の好みではないものを食べたいかって言われたら嫌だし、成長なんて人それぞれじゃん!!
あぁ、長男はそれを教えてくれていたんだ…」

そう思えた時に、肩の荷が本当に降りて。涙も出て。
「母としての私と長男」ではなく、「私という個性と長男という個性」の関係性が少しずつ変化していったのを感じました。

そこからは本当に長男の行動の意味が少しずつ理解できるようになり、そのほとんどが「私は私の人生を生きていなかったんだ」という気づきにつながりました。

■ 現在の仕事をするようになり、さらに感じること

当時の私は、赤ちゃんの「非言語」をあまり感じられないくらい、親というプレッシャーに飲み込まれていたように感じます。
幼い子はまだ会話はできなくても、相手の非言語をとてもよく感じとります。

当時私が出していた非言語は、こんな状態でした👇

食事の時になると声のトーンが緊張感でいっぱい

焦っているのが行動に出ている

表情も固い

焦りや不安から、相手の個性を見る余裕がなく、自分の都合で物事を見ていたと思えます。
長男には申し訳なかったなと思うと同時に、諦めずに私に教え続けてくれて「本当にありがとう」と感謝の気持ちでいっぱいです。

■ 自分でいてもいい。子どももそのままの個性でいい。

この体験から、私自身が思い込んでいた「母親像」を演じるよりも、本来の自分で子どもと接した方が良い関係性ができる、心で繋がれると感じました。

演じる事をやめると、相手の存在がよく見えます。
(自分の気持ちを認めると、相手を自然と尊重できるようになるのです。)
これが、私の「自他尊重」の道への大きな原点でした。

今日、もし子育てや日常の中で「なんだか空回りしているな」「疲れたな」と感じている方がいらっしゃったら、本当の自分の声を聴く時間を少し取ってみてくださいね!

子どもは特に、ちゃんとしたお母さんを求めていないのです。お母さんの笑顔が大好きです!

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