オープンマインドライフ代表の倉田知佳です。
ブログをご覧くださりありがとうございます。
以前の記事では、「他者を尊重するためには、まず自分自身を尊重することが
大切だ」というお話をさせていただきました。
今回は、その「自他尊重のある多様性」をチームや人間関係の中で実際に活か
していくためのコツを書いてみました。
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「境界線(バウンダリー)」という言葉も、最近ではよく聞くようになったかと思います。
チームを構築していく中でも、とても大切な概念です。
「多様性を認め合う」「お互いを受け入れる」とは意識しているものの、現場で
はこんなことが起きがちです。
たとえば、こんなシチュエーションです。
AさんとBさんは同じチームメンバーで、ある目標に向かって仕事をしています。
Aさん:
「チームの結束を高めるために仕事以外でのコミュニケーションが大事だ」と考え、休日のイベントを企画しメンバーを誘います。
Bさん:
「自分のモチベーション維持のためにも、勤務時間内で社内での関係性を育
み、結束を高めたい」と考えています。
Bさんは「休日は自分の時間を大切にしたい」と思いながらも、Aさんの気持
ちや「チームのため」という言葉を前に断れず、もやっとしながらもイベント
に参加します。
Bさんの内面を知らない周りの人からは、「チームのために協力的」というよう
に見えるかもしれません。
ですが実は、これもお互いの「境界線」が曖昧になっている状態です。
BさんがもやっとしながらもAさんを中心に行動を続けた場合、静かにチーム
から離れてしまう可能性があります。
「多様性を認める」ということは、相手の価値観や誘いをすべて鵜呑みにする
ことでも、自分を我慢させて相手に合わせることでもありません。
Bさんの思考:(Aさんは休日も交流したいみたい。私の場合は休日を自分の
時間にあてたいな)
このように、自分と相手との違いを認め、「境界線」をしっかり認識すること。
自分の領域と相手の領域を分けて捉えることができて初めて、本当の意味で
の「自他尊重」が成り立ちます。
また、チームメンバーには、自分がどういうふうに感じているかをアサーテ
ィブ(自他尊重) に伝えるのも大切です。
BさんからAさんへは、こんな伝え方もできるかもしれません。
「Aさん、チームメンバーのために休日も動いてくれてありがとう。申し訳な
いんだけど、私は休日に自分の予定がいろいろと入っているんだよね。仕事
大事だし自分のやりたいことも大事にしたいんだ。」
では、今度はAさん側の視点に立ってみましょう。
Aさんは「早くチームを育てて結果を出したい」と思い、休日のイベント企画
を行なっています。
Bさんに対しては、「イベントに参加してくれるけれど、どこか心ここに在ら
ずだな……」という雰囲気を感じ取っています。
日常の業務では、Bさんは約束や期日を守ってくれるとても信頼ができる人で
すが、イベントの時はなぜか消極的な印象。
Bさんからの本音を聞き、Aさんは「残念だな」と思いつつも、
「Bさんが業務内でしっかりと成果が出せるのは、休日にしっかり自分をリセ
ットしているからなのかも」
と気づきます。
そこから、「参加したい人だけでイベントをやればいいんだな」と思えるよう
になりました。
AさんもBさんも、「チームの成果を上げることを願っている」のは同じです。
多様性を認めつつも、境界線を持つ。
そうすることで、自分の大切な価値観を守りながら、相手の価値観もフラッ
トに感じることができます。
お互いの境界線をしっかり持ち、尊重し合いながら、それぞれの強みや個性
を活かしていけたらいいですね!
みなさんは日頃の人間関係やチームの中で、「自分と相手の境界線」を意識さ
れることはありますか?
では次回のブログで。
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